ばね指とは、指に発症する腱鞘炎の一種を指します。ばね指を発症すると、指の付け根の痛みや腫れなどの炎症症状が出現することになります。ばね指の初期症状は朝方に悪化することが多く、日中は指を使用することで症状が改善するようになります。病状が進行すると、“ばね現象”と呼ばれる指がはねるような動作を伴うようになります。
ばね指は、女性ホルモンが関与していることもよく知られており、妊娠後期や更年期の女性に多いのも特徴です。若い人、男性では日常生活上指をよく使うことが原因になることが多く、特にキーボード、スマートフォンの入力作業が関連して発症します。
ばね指の治療としては、使用頻度を減らすことが重要です。夜間局所に消炎鎮痛塗布剤やパップ剤を使用し、風呂などで温めて伸展ストレッチ運動をします。効果がなければステロイド注射を行いますが、2~3回しても効果がなければステロイド剤がかえって腱を傷める原因となるので、腱鞘切開という手術的な治療介入を行います。
こんな症状ありませんか?
- 手のひら側の指の付け根に圧痛や腫れ、熱を持った感じがある
- 指の曲げ伸ばしが滑らかでなく、途中で引っかかりがある
- 起床時、指がこわばり、動かしにくい
- 指が曲がったまま戻らない
- 曲がった指を無理に戻そうとして力を入れるとカクンとはねる(ばね現象)
上記のうちの症状が1つでも当てはまれば、
あなたは「ばね指」の可能性があります。
ばね指は、どの指でも発症する可能性がありますが、
特に多いのは、
●親指●中指●薬指に多く見られます。
起床時に症状が強く、日中、手を使っているうちに症状が改善するのが特徴です。
初期のうちは軽い痛みや違和感だけで、安静にしていれば回復することが多いですが、症状が進行するにつれ、次第に強い痛みやばね現象が現れるようになり、重症になると、指が全く動かなくなることもあります。
ばね指の原因
指の使いすぎ
日頃から手や指を酷使している人は、腱と腱鞘に常に大きな負荷がかかっているため、炎症が起こりやすく、特に以下のような動作は、ばね指の発症の原因となりやすいと考えられています。
- デスクワークの方、マウスの操作、スマホ操作
- ゴルフ、テニスなどの手を使うスポーツ
- 指先を使う縫物などの巧緻運動
- ピアノなどの指を酷使する楽器の演奏
ホルモンバランスの変化
更年期や妊娠時に起こる女性ホルモンの急激な変動が関係しているのではないかと考えられています。
更年期や妊娠時に起こるばね指は女性ホルモンの減少が原因だといわれていますので、女性ホルモンによく似た働きをするサプリメントなどを摂取するとその予防や症状の緩和が期待できます。
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